止まらない新卒の早期離職。その傾向と対策

管理職になると、新卒社員の教育や部下の管理を任されます。

新卒で入社してきた社員は、社会経験がなく早期離職率も高いため、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。なぜ若者がわざわざ採用された職場から去るのかを理解しないと、配属された新人が定着せずに自分の評価に響いてしまいます。

止まらない若者の早期離職を防止するための対策はあるのでしょうか?


目次[非表示]

  1. 1.新卒の早期離職が増加。その現状とは
  2. 2.業種別、新卒の離職のタイミング
  3. 3.派遣・アルバイトは早期離職の傾向が高い?
  4. 4.派遣・アルバイトの早期離職が多い理由は?
  5. 5.新卒の早期離職を防止するための対策について
    1. 5.1.ミスマッチをなくす
    2. 5.2.ストレスケアを行う
  6. 6.まとめ


新卒の早期離職が増加。その現状とは

学校を卒業するのと同時に就職する新卒は、10代、20代の若者です。

厚生労働省が公表している「在職期間別の離職率」の資料によれば、就職から3年以内に全体の約30%が退職しています。

学歴によって離職率の平均値が違い、高卒50%、大卒30%というように、高学歴になるほど低くなっているのが現状です。

(参考:厚生労働省|新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移


1年目で離職するケースが目立ち、2年目と3年目を合計した数値とほぼ同じになっています。入ったばかりの段階で辞めることは、新しい環境でのストレスや業務内容のミスマッチが主な原因です。

管理者が個人的に行える対策は、職場に早く馴染めるようにコミュニケーションをしっかり取る、仕事を覚えさせるために教育係をつけるなど、自分の権限の範囲内に限定されるのが難点です。

まだ仕事ができなくても許される1年目に辞めることは採用基準のミスマッチも示しているので、新卒採用のプロセスから抜本的に見直す必要があります。


業種別、新卒の離職のタイミング

就職から3年後までに離職している割合を示す資料では、業種によって離職するタイミングがかなり違うことが分かります。

簡単な研修とマニュアルによって未経験でもすぐに働ける業界である小売業、飲食サービス業、宿泊業はアルバイトや派遣によって人員補充をするのが一般的で、雇用する人材も若者が多いことから早期離職の割合が高くなっています。

アルバイトや派遣が中心になっている業種は大卒社員の離職率も高めで、就職から3年以内に約50%が辞めています。

高度なスキルや継続した勤務が求められる製造業、卸売業、専門的な研究や技術サービス業などは、逆に就職から3年以内での離職率は低い傾向にあります。

周囲から丁寧にフォローしてもらえることや、長く勤務することを前提とした仕事や待遇が用意されていることが大きく、採用においても業務内容とマッチングする形で厳選していることが理由と考えられます。

それに対して、若者が大半を占めている職場は基本的にアルバイトや派遣ばかりで、入れ替わりが激しく頭数を揃えることを優先しがちになり、大卒の幹部候補生で入ってきた新人の定着率にも影響しています。


派遣・アルバイトは早期離職の傾向が高い?

10代の派遣やアルバイトは、まだ社会経験が浅いことから離職への抵抗が少なく、派遣やアルバイトは非正規で職歴にならないという考えから、早期離職する傾向が高い世代でもあります。

早期離職を防ぐためには、管理者として若者が何を望んでいるのかを理解したうえで、企業側が要求している仕事とのギャップを埋めましょう。

また、非正規であるにもかかわらず負担が大きい、長く働ける仕事ではないと判断した場合に離職するケースがあり、管理者が職場の雰囲気を盛り上げつつ適切に仕事を割り振ることが求められます。

派遣やアルバイトの10代は、自分のキャリアアップを常に意識しています。

より良い条件の職場や自分が本当にやりたい仕事が見つかったら転職する可能性が高いです。選考において仕事の内容をしっかり説明する、希望の業務内容をヒアリングするといった、事前の対策も心がけましょう。


派遣・アルバイトの早期離職が多い理由は?

派遣やアルバイトの若者は将来の保証がないので、自分の進学や就職のために必要な分だけお金を稼ぐ場と割り切っています。

管理者は正社員の管理職として安定した立場と収入がありますが、一時的に働いているだけの若者にとっては勤務シフトによる給料しかありません。

初めて派遣やアルバイトをするケースが多いのも、10代から20代の若者の特徴です。

環境の変化についていけるだけのサポートがない場合や、周囲から孤立してしまった場合には、人間関係を理由とした早期離職になります。

いざ入社してみたら、それまでの説明とは全く違う業務に配属された場合も、早期離職につながります。


新卒の早期離職を防止するための対策について

早期対策を防ぐための対策法はあるのでしょうか?

新卒の早期離職を防止する対策方法について紹介します。


ミスマッチをなくす

採用時に、応募者と企業側の認識のミスマッチを防ぐことが対策になります。

派遣やアルバイトの採用では、どの部署でどのような仕事をするのかを面接で説明して、応募者のイメージと合っているのかをよく考えてもらうことが大切です。

正社員の採用では、企業として具体的にどういう人材を求めているのかを明確にすることが必要です。


ストレスケアを行う

仕事におけるストレスは、放置しておくと早期離職に発展してしまいます。

そのため、メンタルヘルスの支援として管理者がケアしていく対策も必要です。普段と違う様子だったら気にかける、日常的にコミュニケーションを取るだけでも、職場でまだ仕事を覚えるのが精一杯の若者にとって大きな助けとなります。

いつまでたっても誰にでも行える雑用だけという扱いでは、若者が不満をため早期離職という形で爆発してしまいます。

若者にも活躍の場を与えることで、経験を積ませましょう。

その若者の力量に見合った仕事を与えつつ、管理者の立場でフォローしていくことが必須です。

また、コミュニケーションを取ることが得意ではない人もおり、社内で孤立してしまう場合があります。コミュニケーション不全は業務を進める際にも悪影響を及ぼすので、管理者が常に全体を見て孤立させない対策がポイントです。最初の頃は管理者が部下に紹介して、しばらくの間はこまめに話しかけるといった気遣いが必要でしょう。


まとめ

管理者は自分の仕事以外にも新入社員のケアなど、体力的にも精神的にも負担が大きいかもしれません。

しかし、新卒の早期離職を防ぐためにはどうしても管理者の気遣いが必要です。

できるところから、取り組んでいくことが大切です。

採用した人が、辞めない。
そんな会社を目指しませんか?

新卒社員の「配属後」も、みんなで守ってあげたい。
本当はもっとメンバーをフォローしてあげたい。

株式会社テガラミル

〒100-0006
東京都千代田区有楽町1-1-3
東京宝塚ビル7F
TEL 03-3569-0056
FAX 03-3569-2792

事業内容

離職防止ソフトウェアの開発・販売・コンサルティング
採用プロセス最適化
人事コンサルティング
人事業務支援