社内でできる離職防止の具体的な取り組み!職場環境を整えよう

従業員を管理している人事の方は、具体的な離職率の下げ方について気になっているかと思います。

離職はデリケートな問題のため、誤った方法でアプローチしてしまうと、効果ががなかったり、逆に状況を悪化させてしまったりする恐れがあります。

そのため、正しく、効果的な離職防止の取り組みを行うことが必要です。

今回の記事では、離職防止のための効果的な取り組みのひとつ「職場環境」について解説していきます。

離職問題や、人材不足に悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.離職防止には職場環境の改善・見直しが重要 
  2. 2.離職防止につながる職場環境改善・見直しの具体的な取り組み①
    1. 2.1.作業環境の管理
    2. 2.2.作業方法の改善
    3. 2.3.労働者の心身の疲労の回復を図るための施設・設備の設置・整備
    4. 2.4.そのほかの施設・設備の維持管理
  3. 3.離職防止につながる職場環境改善・見直しの具体的な取り組み②
    1. 3.1.横のコミュニケーション
    2. 3.2.縦のコミュニケーション
    3. 3.3.全体のコミュニケーション
  4. 4.離職防止につながる職場環境改善・見直しの具体的な取り組み③
    1. 4.1.スキル・キャリアアップ支援
    2. 4.2.給与の見直し
  5. 5.まとめ


離職防止には職場環境の改善・見直しが重要 

離職防止と聞くと、「仕事を辞めさせないようにする」というイメージが大きいかと思いますが、今回の記事では、「仕事を長く続けてもらう」というイメージで離職防止の取り組みを紹介していきます。

従業員の離職の問題は職場で起こります。

そのため、働く人にとって魅力的な職場環境を整備していくことが重要です。

作業効率の良い職場環境が整備されていなかったり、働きやすい制度がなかったりすると、長く働き続けることができず、離職率を下げることができません。

職場環境を整備できる箇所は大きく分けて3つあります。

  • 物理的環境(空気、温度、作業姿勢)
  • 人間関係
  • モチベーション管理

人材管理者ができる離職防止の取り組みは、職場環境に関するものがほとんどです。

ここからは、どのような取り組みが従業員にとって良い職場環境を作り上げるのか、3つに分けて解説していきます。

離職防止につながる職場環境改善・見直しの具体的な取り組み①

労働者は1日の約1/3の時間をオフィス・店舗・車内・工場などの職場で生活しています。

その生活の場が暑すぎたり、寒すぎたり、汚れていたり、悪い体勢をしいられたりすると、仕事の効率やモチベーションが下がり、離職の原因にもつながります。

この物理的環境の改善は厚生労働省からも推奨されており、労働安全衛生法 (第71条の3)により「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」が公表されています。

この資料では、職場環境の形成に関する目標として以下4つの事項が挙げられています。

  • 作業環境の管理 
  • 作業方法の改善
  • 労働者の心身の疲労の回復を図るための施設・設備の設置・整備
  • そのほかの施設・設備の維持管理

それぞれ見ていきましょう。

作業環境の管理

この項目では、主に空調、温熱、視環境、音環境についての記載があります。

視環境はあまり見慣れない言葉ですが、これはインテリアといった見た目についてではなく、照明の種類や配置、輝度対比などを指します。視環境の問題で、無意識のうちにストレスの原因になってることが多いです。

従業員一人ひとりの立場に立ってしっかりと対応するようにしましょう。

作業方法の改善

この項目では、腰・頚椎、筋肉、目についての記載があります。

特に、識別しやすい道具や記号などを用意し、目の負担を下げることは、脳の負担を軽減させることにつながるため、作業ストレスの低下を期待できます。

労働者の心身の疲労の回復を図るための施設・設備の設置・整備

この項目では、肉体的、精神的な回復手段についての記載があります。

中小企業では、シャワーや運動施設といった大型設備の設置は難しいですが、悩みを相談できる環境の用意といったことも、職場環境の改善に大きくつながります。

そのほかの施設・設備の維持管理

この項目では、トイレや給湯室、食堂など、仕事をする場所以外の職場環境を改善することが推奨されています。

そのほかにも、職場によって好き嫌いがあるため、従業員の合意のもとで職場環境に物理的変化を与えることも環境改善に大きく役立ちます。

離職防止につながる職場環境改善・見直しの具体的な取り組み②

人によっては、職場は最も人と接する時間が長い場所という場合もあります。

そのため、そこでの人間関係は、仕事だけでなく人間としても重要な要素となってきます。

職場の人間関係を改善・見直すことは前提として、「人間関係の良さ=コミュニケーションの量ではない」ということへの理解が重要です。

そのうえで、職場環境を向上させる縦・横・全体のコミュニケーションの取り方を解説していきます。

横のコミュニケーション

「横」のコミュニケーションとは、同僚との対等なコミュニケーションを指します。

同僚とのコミュニケーションは上下関係のない場合が多いため、3つのコミュニケーションのなかで最も、共感や理解が生まれやすいです。

職場の人間関係を改善させたいという場合には、まずは横コミュニケーションを作りやすい環境の用意が効率的でしょう。

横のコミュニケーションを意図的に発生させる場合、効果的なテーマは「お互いの支え合い」です。

お互いにライバル意識・仲間意識などが芽生えることで、離職率の減少や業績向上に直結してくるため、有効な手段といえるでしょう。

縦のコミュニケーション

「縦」のコミュニケーションとは、上司・部下といった立場の違う人とのコミュニケーションを指します。

現在の日本の縦社会は、批判の的となることも多いですが、横社会にはない縦の結束力から高度経済成長が生まれたともいわれており、縦のコミュニケーションの重要性は無視できません。

縦のコミュニケーションで最も重要なことは、信頼関係の構築です。

信頼関係の構築には、面談やメンター制度など1対1でとるコミュニケーションが効果的です。

直接話す機会を義務的な「報告・連絡・相談」の場だけにせず、しっかりと対話できる環境を用意しましょう。

全体のコミュニケーション

近年では、コミュニケーションの重要性が再認識され、社内全体にわたるコミュニケーションの場を定期的に提供するようになった企業が増えています。

複数人でランチに行くことで補助金が出るといったユニークな制度を用意している企業も多く、実際に全体のコミュニケーションを活性化させ離職率を下げています。

かつてはこのようなコミュニケーションの場を0から企画する必要がありましたが、現在ではさまざまな実例を見ることができるため、自分の職場にあった施策を見つけ取り入れることも可能となっています。

離職防止につながる職場環境改善・見直しの具体的な取り組み③

職場環境改善の取り組みの最後に、モチベーション管理について紹介します。

モチベーションの管理は人間関係の改善とも関係してきますが、それ以外のモチベーションをあげる方法を2つ紹介していきます。

スキル・キャリアアップ支援

スキル・キャリアアップの機会がない職場は、自分を高めることができず将来性がない企業と判断されてしまい、離職されてしまうリスクが高まります。

労働者のスキル・キャリアアップの機会が多い環境では、従業員が自分の力を高めることに積極的になり、優れた人材として長く働いてもらえることが期待できるのです。

実際に、社内で資格について学べるセミナーを開催している企業や、昇進の基準を明確化している企業は、離職率を下げつつ優れた人材の育成に成功しており、今後さらに多くの企業がこれらの施策を打つことが予想できます。

給与の見直し

現在では年功序列制度が崩れ、従業員一人ひとりの能力に応じた報酬を支払うことが重視されるようになっています。

従業員の働きについて見直し、それぞれの活躍にふさわしい給与を支給できているか確かめてみましょう。

報酬が働きに見合っていない状態では、より高い給与を求めて離職してしまう従業員が増加します。

また、通常の給与だけでなく、大きな成果をあげた人材や会社への貢献度が高い人材には特別な手当てを与えられるように給与制度を改善することも有効的です。

より多くの報酬を得られることは従業員にとって大きなモチベーションとなり、積極的に技能を高めて長く定着して働いてもらえることが期待できます。

まとめ

人手不足は現在社会問題となっていますが、その問題を解決することは離職率を下げることに直結します。

離職率を下げることは社内の環境を良くすること、すなわち社員の満足度向上につながります。

人手不足という大きな問題の解決は、それ以外の問題の解決にもつながってくるため、この機会に離職防止の取り組みを1つからでも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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